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12 (木)
12:33
July

ドイツ鉄道に驚く ドイツ鉄道の旅①

ドイツ国鉄がこんなに酷いこと、乗る前に知っていたらあそこまで疲れなかったし、焦らなかっただろう。

旅5日目に起きたドイツ国鉄の悲劇。
めっちゃ疲れた。
ツェルに向かってるのを知った時は心折れたよ。笑

この日はフランクフルト(10:05発)からマイエンフェルト(最寄りのICE停車駅サルガンス15:02着)まで鉄道で移動予定。
重いトランクを持って乗換えしたくないから乗換えなしの列車を選んで予約してた。

 
 
フランクフルトからサルガンスまで5時間。
ハイジが乗った鉄道ルートが、この旅のメインイベントですから。
すごくウキウキしていたわ。
 

バーデン・バーデンを11時32分に通過。
もうすぐ「ストラスブール」の近くを通るなーとか(ストラスブールに寄りたかったんだよね)
車窓から見える駅名を確認しながら順調ーって思ってた。


でも、その20分後、隣に座ってた女の子が「ハプニングが起きたみたい。みんな降りなきゃいけないみたいよ。」と。(英語で話しかけられ、なんとなく理解する)
Ipod聴いてたからアナウンスは聞いてなかった。
そもそも、聞いてもわかんないし。

ハプニング?降りる?
はい??
降りる・・
あのバカ重たいトランクを持って?
ここどこ?
11時57分、見知らぬ駅で降りることになる。




オッフェンブルク(Offenburg)という駅らしい。
私から見るとみんなドイツ語理解できる白人だけどそうじゃない旅行者も多かった、と思う。
日本人、もちろんいないし、中国人すらいない。笑

オーマイガだわ。
車掌にどうするのかを聞くと、「ウエイト、ノープロブレム」「向こうの1番で待っていればチェンジするトレインが来るよ」「ウエイト、ウエイト」
やたらウエイトを連発しますが、こんな田舎の知らない駅で悠長に待てるほど精神力ないんですけど‥
隣のホームの列車‥? どれでもいいの?
と聞けないまま、みんな隣のホームに移動してるから、とりあえず隣のホームに行く。
バカ重いトランクを持って階段を下りて上る‥

隣のホームに行くと女の車掌がいたので、もう一度確認。
私はスイスのマイエンフェルトに行きたいから、この列車に乗れば着くの?って聞いたら、「2番の列車に乗って乗換えして。そしてバスにチェンジして‥」⇒この後は聞き取り不能。


列車は満員。
大きなトランク持ってる人がほとんどで人と同じくらいトランクが場所をとってて、しかも各駅停車のようで、駅ごとに人が乗ってくる。

 
12時42分
Riegel-Malterdingen(リーゲルマルターディンゲン)通過。
駅名見ても読めず‥
乗ってる人たちの会話では、この列車はバーセルに行くらしい。
バーセルは、大きな駅で聞いたことあるからちょっと安心する。
でも、バスでチェンジって言ったよね。。
でもその僅か10分後に突然、全員降りるアナウンスが。
アナウンスは聞き取れないけど、みんなの会話でなんとなく理解する。
「ここで降りろって」「ここからバスで行くらしい」「え~?ここでか?」みたいな。
やっぱりバスか。。

こんな田舎の駅で。
こんなバカ重いトランク持って。
たまらんちゃけど。
ここはどこ?
わたしはどうなるの?
って、頭の中で渦巻いてました。
12時56分 Riegel-Malterdingenの次の駅⇒kondringen(ケントリンゲン)??
疲れて駅名確認する気もち消滅‥
 
着いたらバスが3台待機してた。
どれに乗ればいいのか、サッパリ。
そんな見たこともない行先表示見てもどこかわからないし。
ドイツ語はカタカナ読みもできないわ。
スマホで悠長に調べる時間もないし。

とりあえず、バス運転手に聞いたけど「スイスに行きますか?」⇒「行かない」
一度経験すると、このバスは近くの駅まで輸送するだけだから行くわけがないけど。
どこに行くかわからないバスに乗るのを躊躇してたら、3台ともバス行ってしまった。
満員で、もうこれ以上乗れないくらいの人を乗せて。
でも、人はまだたくさんいて、その間にも新しく他の列車から降りた人が集まってくる。
このバスに乗るしかないけど大丈夫なのかな?
まわりは旅行者でない現地の人もたくさんいるし、めっちゃ不安。
勇気を出して近くにいた女性に英語で話しかけたら「私は英語はわからないの」、もう一人の女の人にも英語はわからないと言われ。
そっか、みんなドイツ人なんだ‥
もういいや、とりあえずバスに乗ればどこかの駅に行くだろうって思ってバスに乗る。
バスの中で情報交換してた人たちの中でヨハネのような男性に「このバスはどこに行くの?」って聞く。
ヨハネのようなドイツ人は英語が話せて「フライブルクという駅に行くんだよ。」と。
そして、私にどこに行く予定かを聞いてくれたので「マイエンフェルト、スイス」って答えると「フライブルクは大きな駅だから大丈夫だ」って言ってくれた。
なので、安心した。

けど、大きな駅には程遠い、ドイツの片田舎の情緒あふれる小さな駅に到着。
13時45分 
Denzlingen(デンツリンゲン)
改札口に人がいない駅だよ。笑 
線路の上、歩いてもいいくらい長閑なめっちゃ小さい駅。
もう笑うしかない。
ここ、どこ?


ホームは人があふれてて、最初に来た列車には乗れなかった。
だって、車両数が少ない短い列車だったもん。
だって、ここ各駅停車が泊まる駅だから特急は止まらないし。

まあ、いいや。
行先表示にバーセルって書いてあるから、乗ればバーセルに着くんだよねって思った。
直接バーセルに行くためにバスはフライブルクじゃなくてこの駅まで輸送したんだって解釈した。

けど、着いたのはフライブルクだった。
14時20分 Freiburg(フライブルク)
着いたはいいけど、これからどうすればいいんだよ‥
スイス国鉄、SBBサイトに何回もログインしようとしてるけど、ログインできないし、そもそもチケットないし。
フライブルクは大きな駅だったので、DB窓口に行くことにした。(緑の窓口みたいの)


係りの人はディカプリオが太った感じの男性でとても優しかった。
ドイツ鉄道のこんなことって日常茶飯事なのかなと思った。

①14時55分発 バーセルへ ⇒15時35分 バーセル着
②15時47分発 チューリッヒへ⇒(?時?分)チューリッヒ着
③17時07分発 サルガンスへ⇒18時02分 サルガンス着

という乗継表をプリントアウトしてくれた。
本当に優しくて紙を指さしながら、この時間にこのホームから乗って、この時間にこのホームから乗り換えて、って丁寧に説明してくれた。

18時半には、マイエンフェルトのホテルにチェックインできる♡
3時間遅くなったけどまあいい勉強になったし!と、フライブルクの駅ホームで記念写真。
バカ重いトランクを持って階段や道路を歩き回り、お昼も食べないままもうすぐ15時。


せっかくだからフライブルクの街も見ておこうと駅から出て街を眺めた。


フライブルク、14時55分発の列車でバーセルへ。
 

バーセルに着くまでは何事もなかった。
けど、バーセルから15時47分発でチューリッヒに向かった(はずの)私は、約2時間後、またバーセルに戻っていた。


どうして、私はまたバーセルにいるの?
2時間も経ったのに、まだバーセル。
この時点で心、折れたね。


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2018-07-12 (木) | ドイツ鉄道
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